<前半>ブログを書くのに適したツールの選び方

この記事は、インターネットで集客するためにブログに取り組む中小零細、整骨院、治療院の経営者向けの内容です。

整骨院、治療院の経営支援に取り組むメディウェイズの小林です。

今回は、ブログのツールは何を使ったら良いのかと言うことに対して、話をしてみたいと思います。

WordPress(ワードプレス)

今この記事を読んでくださっている私のブログは、メディウェイズのホームページ(コーポレートサイト)に設置しています。

このページは、WordPress(ワードプレス)と言うサーバーにインストールして使う無料のCMS(※)を使って制作、運用されています。WordPressの使用には料金はかかりませんが、使いこなすには専門的な知識が必要です。またサーバー(※)のレンタル料とドメイン(※)の取得が必要で、その費用は別に必要です。

※CMS HTMLとCSSというプログラム言語を書いて作るホームページを、Wordやパワーポイントの様に視覚的に作る事ができるシステムです。簡単にページを追加したり修正する事ができます。(コンテンツマネージメントシステムの略)
※サーバー ホームページを構成するデータを保存しておく場所です。
※ドメイン インターネット上の住所のようなものです。URLとも言われます。

整骨院、鍼灸院などのホームページ制作にWordPressを使う理由

これまでも私が制作したウェブサイトのほとんどにWordPressを使ってきました。
なぜなら、前述の通り、CMSシステム自体が無料で使えるため、制作費用を抑えお客様に安く提供できるからです。

またあらかじめデザインされたテーマが豊富で、更にプラグインという拡張機能を追加する事で、ある程度のことが実現できますし工数(作業時間)が抑えられます。そのため、制作費用が安くすみ、その後の修正なども簡単にできるので、コスト削減に繋がります。

ホームページは制作して終わりではなく、ページを追加したり、修正していくことが重要だと言う事は、前回の記事(<事例で解説>そもそもなぜブログを書くの?)でもお伝えした通りです。

10年以上前、ちょっとした修正などでも業者に依頼し、その度に数万円の費用がかかった時代がありました。それは、HTMLやCSSといった専門のプログラム言語を習得したエンジニアが、直接プログラムを書いたり修正していたからです。

一方でWordPressは、プログラムの専門知識が不要で、管理画面で直感的に操作する事で制作や修正、追加をしていく事ができます。例えばマイクロソフトのWordやPowerPointでページを作るような感覚に近いと思います。
また書いた記事を、FacebookやTwitterなどのSNSにボタン1つでシェアすることもできます。

WordPressが苦手な事

WordPressはパソコンで使う事を想定した作りになっています。様々な機能があり、スマホの画面で操作する事には向いていません。

しかし現在は、場所と時間を選ばないという点ではスマホで書きたいというニーズもあると思います。

(実際に私もそう思います。)

スマホやタブレットで全く使えないかというと、そうではありません。
例えばアプリからサクサク書きたいというニーズは満たされていないといえば良いでしょうか。

スマホからは書けるけど、スマホに最適化されていないという事です。
例えて言うならスマートフォンでExcelやPowerPointを使うようなものに近いかもしれません。

使えるけど使いづらいと思います。

スマホでWordPressを使うのは2つの方法があります。

①ブラウザ
スマホからSafariやChromeといったブラウザで開くことで使うことができます

②アプリ
WordPress.com(オートマチック社)が提供するアプリがありますが、例えばカスタム投稿タイプという機能が制限されていたり、一部英語表記が残っていたりと使いにくいところがあります。(アメリカ製なので)
また後述しますが、一度、WordPress.comでアカウント作成した上で、自身の.orgを接続するという2段階のアクセスが発生します。

そのため私がお客様にお勧めしているのは①の方法(ブラウザ)です。

もしiPhoneをお使いならSafariで開いてログインし、「ホーム画面に追加」をタップするとスマホの画面上にアイコンが表示されてますので、以降、気軽に立ち上げることができます。

また下書き機能もありますので、まずは一旦文章だけ書いておき、デスクワークの時に本番へ投稿することも良いでしょう。

ワードプレス以外で考えられるツール

まず思いつくのがnote(ノート)です。

noteのUI(※)は非常に評判が良いです。文章を書くことに特化されているからです。
※UIとは、ユーザインターフェースの略。入力する画面、操作する画面の構成やデザインの事を言います。

 

 WordPressのブログ入力画面

 

 noteの入力画面

この様に、noteは、まるで本物のノートの様に、真っ白なシンプルな画面です。

実は私もホームページに設置したブログに書いていましたが、半年ほど前よりnoteにブログを書いてみました。

その結果がこちらの通りです。わずか212回しか読まれていません。(スキは7つ)

 

そのためこちらの記事の通り、この3つの記事を当ブログへ引越しました。
noteに投稿した記事を当ブログへ引越しました。

そもそも、noteはクリエイターが作品を売買するマーケットとして運営されています。
それ以外の用途としては、例えばマーケターがノウハウ教材を売っていたり、オンラインサロンのように毎月定額課金にして購読者に発信していたりと、あくまでも「個人」に主軸がおかれ、その活動を支援するプラットフォームといった意味合いが強いのではないかと思います。

私のブログの目的はメディウェイズと言う会社を知ってもらいたいからであり、
(今のところメディデイズ=私なのですが)

そのためにブログを書いていると考えるとnoteはちょっと違うと思います。

noteの特徴をもう少し深堀り

noteは無料でも公開することができるのですが、noteと言うプラットフォームに記事を投稿するわけですね。

そのため、インターネット全体に発信していくと言う意味合いではなくなります。

一方でnoteのユーザーには記事を読んでもらえる可能性が高くなります。2019年10月に2,000万人を越えたと発表がありました。
お気に入りのユーザーをフォロー機能がありまして、記事を更新するとフォローしている方にメールで更新された事が通知されます。

そして「スキ」と言うボタンが付いています。これはSNSで言う「いいね」ボタンのことですね。このスキが押されると投稿した自分としては嬉しいものです。

またUIが優れていると書きましたが、とにかく文章を書くことに特化されているので余計なボタンや機能が極力排除されています。
それから読み手のほうのUIもスマホで読むことを想定し、SNSのシェアボタンとハートマーク(スキ)のボタンだけで記事を読むのに邪魔になりません。

入力するほうもスマホから入力することを想定しているので読み手も書き手も使いやすいですね。

例えば自分が投稿した記事を読み直していて誤字脱字に気づいた時、または少し文章を直したいなと思う時が多いと思います。
noteの場合は、記事が表示された画面のまま、すぐその場で直すことができます。

もしあなたがパーソナルトレーナーや1人治療院、それから同業者に対するコンサルティングなどを手がけるコンサル等の仕事をしているとすれば,その集客に活動するツールとしてはnoteは良いと思います。

治療院や整骨院、企業として商品やサービスを知ってもらい購入に結びつけたい。
持ち回り制(チーム)として何人かで記事を投稿していく。
インターネット(Googleなど)で検索した人に読んでもらいたい。そういったニーズであればnoteではなくブログが良いと思います。

後半に続く

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プロフィール

小林 靖
整骨院・治療院業界で17年。IT活用で業界活性化と価値向上を目指す活動中。始動 Next Innovator 2018(第4期)、中小機構BusiNest「アクセラレーターコース」受講。妻と2児の4人家族。趣味は自転車。