メディウェイズ創業までの歩み

東京支店開設へ

業績も右肩上がりで、関東の拠点が必要になった。
入社当初から希望していた東京へ、いよいよ戻る事になった。

茅場町、秋葉原、そして市ヶ谷へと、関東でも売上拡大と共に、メンバーもオフィスも大きくなっていった。

健生・東京支店

健生・東京支店(千代田区九段南)

レセコンのクラウド化プロジェクト

2014年に主力サービスのレセプト請求ソフトNOAHを再開発するプロジェクトが立ち上がった。

当時、ジャパン柔道整復師会の運営を任されていた私は、社内システム担当者とチームを結成し、プロジェクト責任者としてNOAHのクラウド化を遂行した。
今では考えられない事だが、NOAHはスタンドアローンで動くソフトなので、通信機能を備えていない。そのため、レセプト請求の締めが月末に終わると、各整骨院から郵送で請求書(レセプト)と、データが入ったフロッピーディスクが同封されてきていた。本部はそれを開封し、本部システムに一つ一つ読み込ませる訳だ。ちなみに、フロッピーディスク・ドライブが製造中止となり、USBメモリーへ切り替わった。そしてNOAHクラウド版がローンチされて、USBメモリーも不要になった。

私にとっては、数千万円クラスの開発プロジェクトのハンドリングに関わるという得難い経験だった。

医接連携ネットワーク協会の立上げ

医師と柔道整復師(接骨)を繋ぐプラットフォームと患者紹介の仕組みを「医接連携」と呼ぶ。一部の地域、病院では自然と行われてきたが、これを仕組み化して全国で一気に広げようという取り組みが医接連携ネットワーク協会だ。

ある病院の院長先生と健生のジョイントベンチャーとして新しく会社が設立された。私は取締役として事業を切り盛りした。

整形外科医の先生方にご協力頂き、柔道整復師にはオンラインで効率良く整形外科領域の知識を学んで頂いた。医接連携の目的は、医師と接骨院が繋がる事で患者中心の医療をシームレスに行う事。患者の立場として素晴らしい仕組みだと考えた。

多くの患者さんが病院へ紹介され、また病院からは別の患者さんを接骨院へ紹介した。

医接連携ネットワーク協会

医接連携ネットワーク協会セミナー(2016年3月)

バンコクでの人体解剖実習

柔道整復師は、専門学校で解剖学を学び、病院での解剖実習のカリキュラムもあるのだが、それほど時間は掛けていない。卒業した後はもちろんこの様な機会はなくなる。日本では医師ではない柔道整復師が、解剖で学ぶ事はない。

そこで海外に目を向けると事情が変わる。タイのチュラロンコーン大学のトレーニングセンターは私達日本の柔道整復師や鍼灸師にも門戸を開いているのだ。柔道整復師、鍼灸師の実習生をバンコクまでアテンドし、日本人医師が彼らにレクチャーするワークショップを3回ほど行った。述べ50名以上の柔道整復師が参加しただろうか。参加費用は旅費も含めると20万円は軽く超える。

それだけの自己投資が出来る志の高い治療家が全国から参加し、毎回、切磋琢磨する機会となった。そこで繋がる人脈も、帰国後に活きるものであった。

解剖実習ツアー(タイ)

解剖実習ツアー(タイ)


日本から医師に同行いただいた

日本から医師に同行いただいた

セミナー開催

この業界では、知識と技術の向上がモノを言う職人的な世界。毎週末には必ず何らかの勉強会が開催されている。
健生では、ジャパン柔道整復師会の会員の中で、講師をしたい先生がいればセミナー開催をサポートしていた。

東京だけではなく福岡や大阪、仙台での開催が多かったので、日曜日にセミナーを開いて月曜日はお得意様回りして帰ってくるという事が良くあった。たまに沖縄や札幌にも行った。

新入社員研修

自ら講師として(新入社員研修)2016年4月


メディセル(福岡)

メディセル吸引療法(2017年3月)


AKA療法セミナー

AKA療法セミナー(2016年)


自律神経測定デバイス(2015年頃)

自律神経測定デバイス(2015年頃)

会社の成長と共に社員も100名近くに増えた。そして仕事も責任も増えていった。

健生 創業20周年式典(2015年)

健生 創業20周年式典(2015年)

そして自分も患者に!?

こんな感じで、とてもエキサイティングで多忙なサラリーマン生活を送ってきた。ありがたい事に、かなりの決済権を持たせていただき、どんどん仕事が楽しくなっていった。40歳を過ぎても、30代と同じ仕事量かむしろそれ以上働いた。会社に泊まり込む事も多かった。
役員になってからは労働時間や休日は自己管理。その意味では自己管理が出来ていなかったのかもしれない。
男性の厄年は42歳だというが、平均的に体調の変化が起きる年齢だから厄年なのだろう。

首の痛み、背中の痛み。そしてひどい肩こり。寝ても治らなく、慢性的になった。
首を回すとゴリゴリと音が鳴る様になった…

はり治療を受けた時(2017年3月頃)

はり治療を受けた時(2017年3月頃)

社内外には沢山の柔道整復師、鍼灸師の先生がいる環境。
仙台には直営の鍼灸整骨院があり、月1回~2回の仙台出張時間の時に時間が出来ると治療院で施術をしてもらった。
しかし、慢性化したものは数回では治る事はない。(と私は思っている)

 

治療家の先生からは、ストレートネックではないかと言われ、心配になって整形外科に行った。
整形ではレントゲンを取ったが問題ないと言われた。筋肉を緩める飲み薬が出ただけだった。

ある病院では、MRIも取った。超音波画像検査も行った。血液検査もした。
その結果、問題ないという診断。湿布が出されが、これは気晴らし程度だ。
そこで東洋医療も扱う医師はいないかネットで探していたら、比較的近所にペインクリニックが見つかった。そこではトリガーポイント注射というものを肩に打ってもらった。凄く痛く、3日間位は、筋肉痛の様な痛みが残った。これが効果なのかもしれない。

やはり先生からは通院を勧められていたが、毎回3時間以上待つので続かなかった。

職場の近くのマッサージ店等を転々として、痛みをごまかして来た。自分は「医療難民」だと思った。

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プロフィール

小林 靖
小林 靖
整骨院・治療院業界で17年。IT活用で業界活性化と価値向上を目指す活動中。始動 Next Innovator 2018(第4期)、中小機構BusiNest「アクセラレーターコース」受講。妻と2児の4人家族。趣味は自転車。