そこは5割できたらOKとする。

今回の「いたばし起業塾」では、株式会社トレジャー・ファクトリー代表の野坂英吾さんの講演を聴いた。

タイトルは「勝ち続ける会社をつくる経営」と題し、野坂さんが大学卒業後に就職せず30万円で創業された頃の話から、今後のグローバル展開までお話頂いた。聴講録としてアウトプットさせて頂く事で講義の感動を胸に刻んでおきたい。

いたばし起業塾 冒頭

現在、トレジャー・ファクトリーは東証一部に上場している企業で、直近の売上は年商164億円。
ちなみに創業した年(第1期)は売上1,200万しか無かったとご説明頂いたが、それでも初年度から売上1,000万を超えている企業は少ないのではないかと思う。
野坂さんがなぜその様に話をされたのか考えると、やはりその頃から東証への上場を目指してスタートしたからだと思う。

■父を超える

「父を超えたい。」

これが野坂さんが起業したキッカケ。

しかも商社マン(最終的に取締役)だった父を超える事はできないと早々に判断し、自身は起業して社長として父を超えると。
バイタリティの固まりの様な人だった野坂さんは表現されていた。

社長になる。会社を作る。と決めたのはなんと中学2年生の時。

(何も考えていなかった当時の自分と比較してしまうが、過ぎた事は考えない様にしよう。)

野坂さんは実は意外にも、引っ込み思案な性格だったそう。
社長になると決めてからは、学園祭の委員長に自ら手を挙げたり、野球部のキャプテンをやったりと、敢えてリーダーを買って出て、リーダーシップを学んでいった。

海外展開から引越しサービスまで事業は拡大しつづけている

■ブレない強さ

大学生の時に、リサイクルショップで創業する事を決め、全国のリサイクルショップを48店舗回って、オーナーから話を聴いて回った。

リサイクルショップは止めたほうが良いと口を揃えて言われたそう。

7割が潰れかけているが、3割は成功している。

徹底的に成功している事例を取り入れたそう。

そして10年で上場するという目標を掲げ、合わせるために急激な出店をした9年目に経営危機を迎えた。

それを乗り越え、目標から2年伸びたが12年でマザーズに上場した。
上場するタイミングは市場の状況によって意図的に伸ばしたりするので、詳しくは分からないが恐らく10年で上場出来る状態にはなっていたのではないか。
そう考えると、有言実行、目標通りだったといえる。

リサイクルショップという業種のイメージとは少し違っていて、野坂社長は、淡々と冷静に話をする方だった。しかしその講義の内容から野坂社長の心の芯の強さを感じた。
そして、その芯が創業してからずっとブレていないんだと思った。
なので成功されているのではと。

ちなみに、板橋起業塾は今回が145回目との事。
やはり一貫して継続していく事が、多くの支持を受けれるのかと思う。

■野坂社長の経営論

「分解思考とパーセンテージ思考」

理由を分解しパーセンテージをつける。

例えば、「なぜこの商品は売れなかったのか」と考えた時に、

1,値段が高すぎた 40%
2,来店されるお客様にとって興味の無い商品だった 30%
3,商品の磨き方 5%
4,ディスプレイの方法が悪かった 25%

この様に、理由を挙げ、割合が大きいものかつ改善出来る事を実行するのだ。

「会社を伸ばせる人と伸ばせない人の違い」

思っていた事の5割やってくれる人を認める。という事だ。

多くの社長が社員に成果を7割以上の出来栄えを求める
そこは5割できたらOKとする。との事。

あれ、同じ様な事を聴いた…
鳥貴族の大倉社長だ。

この様な偉大なお二人が同じことを仰ったという事は、間違えがないはずだ。

「自分が源泉」
全て自分の責任、自分が生み出している

非常にストイックな方だと思ったのは、
会社が危機を迎えた時、チャレンジして達成する事を習慣化して乗り越えたそう。
例えばブログを毎日書く。これは社員も読んで、社長のチャレンジを共有した事だろう。
社長がやり切る事でチャレンジする姿勢を見せたという事。

そして、社員に対する姿勢は、非常に謙虚だ。

社員から話を聞くと、時には手が震える様な意見も出る。
それを我慢するのではなく、社員が意見をくれる事が嬉しいと感謝すると。

野坂社長の社員に対するマネジメント方針をまとめると
自分に厳しく、社員に謙虚、そして5割できたらOKという考え方。

■私の事業プランに対して

懇親会でマンツーマンで私の事業について話をした際に、嬉しそうに、上手くいくのではないかと言って下さった。

そして目標は何か?と聞かれた。
まずは5年で売上10億を目指したいと回答した。

有言実行、2024年の売上は10億だ。
その為には野坂社長の様なブレない芯と、分解思考を身につける事。自分に必要な力と思考だ…

株式会社トレジャーファクトリー公式サイト